先天的な脳の情報処理の特性から、目に見えない環境の意味(見通し、ルール、やり方等)をうまくキャッチすることができず、対人関係やコミュニケーションの困難さ、変化への対応の難しさ、物事の興味関心の狭さといった行動特徴が見られます。知的障がいがある人もない人もおり、一人ひとりの理解を大切にした生涯にわたる支援のつながりが求められています。
❖コミュニケーションの発達支援を大切に
言葉に含まれる意図や目に見えないルール、活動の見通し、やり方を理解することが難しい場合がありますので、安心して理解できる情報の伝え方(具体的に伝える、目で見える形で伝えるなど)の工夫によって、自信をもって取り組めることが増えます。
自分の思いを伝えることが難しい場合も多く、一人ひとりにあわせたコミュニケーションの発達支援が必要です。
❖強みを理解して活かすための発達支援を大切に
興味・関心のあることに集中して取り組むことや目に見える情報を理解すること、経験したやり方を覚えることが得意ですので、一人ひとりの強みを活用しながら生活の中に取り入れていくことが大切です。
❖感じ方の違いへの理解と発達支援を大切に
感覚の過敏さや鈍感さ(ちょっとした音や目に見えるものに過剰に反応する、痛みや生理的な感覚の感じにくさなど)を持っている場合があり、環境的な配慮や調整ができるような発達支援が必要な場合があります。
「子ども情報ステーション by ぷるすあるは」
精神障がいやこころの不調、発達凸凹をかかえた親とその’子ども’の情報&応援サイトさん(https://kidsinfost.net/)からリンクの許可をいただいています。発達障害のことも分かりやすくまとめらていますので、ぜひご覧ください。
発達障害のこと https://kidsinfost.net/disorder/illust-study/neurodevelopmental_disorders/
知的障害のこと https://kidsinfost.net/disorder/illust-study/intellectual_disabilities/
感覚過敏[かびん]と鈍麻[どんま]─発達障害にともないやすい感覚の特性